日本人の髪を彩る“くし”や“かんざし”の展覧会が開催中、結髪師による結髪実演も

2017.02.08

澤乃井 櫛かんざし美術館所蔵の貴重な櫛や簪と、江戸時代の浮世絵などを展示する「櫛・簪とおしゃれ ─粋に華やかに、麗しく─」が、1月28日から3月26日まで高崎市タワー美術館にて開催中。

女性が髪を結い上げるときに使う櫛や簪は、古来から実用品という位置付けでありながら、素材や形状、加工技法や表現などは多岐に渡り、卓絶なる技術と繊細な装飾意匠に満ちた日文化の“粋”を表す美術工芸品にもなっている。

今回の展覧会では、江戸中期から後期に使われていた華やかな櫛や簪、笄の他、著名な日本画家が手掛けた浮世絵と近代創作版画が展示され、学芸員による作品解説会も行われる。さらに、ポーラ文化研究所 シニア研究員の村田孝子氏を講師に迎え、「浮世絵に見る江戸時代の髪型の変遷」についての講演会と、髪結師による実演(※はがきによる応募制)も予定されている。

日本人女性の髪の装いに寄せる美意識と職人たちの類稀なる技術が生み出す、洗練された美の世界を堪能してみては?

【展覧会情報】
「櫛・簪とおしゃれ ─粋に華やかに、麗しく─」
会場:高崎市タワー美術館
住所:群馬県高崎市栄町3-23
会期:1月28日~3月26日
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
※金曜日のみ 10:00~20:00(入館は19:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
料金:一般600円、大学・高校生300円
Akiko Hanazawa
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