2014年がスタート。秋冬物のセールが始まり、徐々に春夏アイテムも店頭に並び始めた。春の着こなしの参考に、FASHION HEADLINEでは、春夏のトレンドを10のキーワードから読み解いていく。第1回目は「アート&建築」。
「シャネル(CHANEL)」のショー会場は、約75点のアート作品がショー会場に並びギャラリーのように演出された。カラフルなパットをそのままモチーフにしたドレスや、ハンドペイント風のプリント、オブジェのようなバッグは、まさにファッションとアートの融合。画板やバックパックを背負った画家風のスタイリングのモデルも登場した。
「これはファッション?アート?」と賛否両論で話題になったのは、「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」のコレクション。フリルの豪華なドレスには大きなテディベアをまとった。シューズは「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」 の山縣良和が描いたもの。デザイナーの川久保玲が目指したのは「服でない服」。ショー会場ではフィナーレが終わっても拍手が鳴りやまなかったほどの感動を呼んだ。
現代美術館をプレゼンテーションの会場に選んだ「トーガ(TOGA)」は、おもちゃの宝石のようなパーツをコラージュのように並べた。幾何学的なデザインのシューズもアーティスティック。
「アキラーノ ・リモンディ(AQUILANO.RIMONDI)」は、タヒチの女性達を描いたゴーギャンの名作をプリント。パレオのようなスカートをシャツに合わせて、モダンなスタイルを提案している。