自然回帰への流れが続く今シーズン。トレンドの一つとして、フラワープリントや植物モチーフが注目される中、夏を前に店頭にはリバティプリントを使ったアイテムやコラボレーションアイテムが続々登場している。
「フレッドペリー(FRED PERRY)」からは、英・リバティ社に素材とカラーを別注した、ポロシャツやワンピースなどのカプセルコレクションが登場。
「リーバイス(Levi’s)」もリバティとコラボしたウィメンズコレクションを展開。501ショートパンツやボーイフレンド・スキニージーンズなど15型をラインアップ。このコレクションのために、1940年代と70年代のアーカイブからインスパイアされた2種類の限定パターンが、リバティのデザインスタジオで制作された。
「ドクターマーチン(Dr. Martens)」のフラワープリントのコレクションは、「ワイルドネイチャー(Wild Nature)」がテーマ。鳥とベリーの柄は1883年にイギリスのテキスタイルデザイナー、ウィリアム・モリスが手掛けた、その名も「いちご泥棒」。1930年に誕生した花柄「マルテンスの花」は、これまでほとんど流通していなかった貴重なデザインだ。
リバティ社は、1875年にロンドンに装飾品や生地を扱うショップとしてオープンした百貨店。同社が生み出した小花柄は「リバティプリント」と呼ばれ、現在でもインテリアやウエアの素材として人気。