“カラー写真展”の第一人者エグルストンが切り取った、空の写真集【ShelfオススメBOOK】

2015.08.01

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。日は洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京渋谷神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。

■『At Zenith』ウィリアム・エグルストン(William Eggleston)

世界初のカラー写真展を行い、“ニューカラーの第一人者”として知られる米国の写真家ウィリアム・エグルストンが、78年、ジョージアからテネシーに車でする途中で、初期のインスタントカメラを使って車窓から空を撮影した。古典的なフレスコ画を思わせるような出来上がったヴィジュアルに感銘を受けたエグルストンは、翌日地面に仰向けに寝転がって上空を撮影し続けた。

セシリアン・ブルーの空とこそに浮かぶ雲。エグルストンはこのシリーズを『ウェッジウッド・ブルー』と題し、79年にシリーズ中15点を選び20部限定写真集として出版する。本書はその79年に出版された『ウェッジウッド・ブルー』をベースにしたデザインに、33点の作品を収録。

【書籍情報】
『At Zenith』
著者:William Eggleston
出版社:Steidl
言語:英語
ハードカバー/88ページ/250x330mm
発刊:2013年
価格:8,550円
Shelf
  • 『At Zenith』ウィリアム・エグルストン
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