スポーツマックス(SPORTMAX)が9月23日、ミラノにて17SSコレクションのショーを開催した。同コレクションは日本の写真家、浦口楠一の写真集『志摩の海女』から着想を得て、無邪気で自然体な笑顔溢れる海の女性たちのように、遊び心たっぷりの楽天的で陽気な雰囲気を表現した。
ハンドウォッシュされた柔らかいコットン、ウネリのあるシルクなど全体的に素材自体が軽快でエアリーな印象だ。シワが寄ったリネンには、細いメタル製の糸が編み上げられ、使い込んだ風合いを出している。ギャザーやドローストリングも多用され、素材の柔らかさを活かして、バルーンスカートを形状させたり、ウエストラインやサイドシームの調整も可能と、昨シーズンから続いているトレンドキーワード“スポンテニアス”が取り入れられている。
足元はエッグシェルブルーとレッカーレッドのスピンドルヒールのシューズが、軽やかなステップを助長し、モデルのいきいきとした表情が楽しげなショーの雰囲気を一層盛り上げた。
完璧さを求めるのではなくありのままの自分をさらけだし、人生に歓びを!仕事に明け暮れる繰り返しの日常に葬られた、大切な何かを教えてくれるようだった。