伊・ジェノバのフレグランスメゾン「ノービレ1942(NOBILE1942)」のオーナー夫妻が初来日し、新作発表会が5月21日に東京ミッドタウンで開かれた。
新作は8月発売のオードトワレ「ヴェスプリ・オリエンターレ(VESPRI ORIENTLE)」(75ml/1万5,000円)。ユニセックス向けのシトラスオリエンタルノートで、ベルガモットやタンジェリンが織り成すトップノートがウードやセダーのベースノートに連なり、通常はミックスされないシトラスとウードをミドルノートのジャスミンが中和し繋ぐ。爽やかながらも深みのある香りで、「デイリーユースはもちろん、エレガントな夜のシーンにも最適。いわば『夜のシトラス』だね」とオーナーのマッシモ・ノービレ(Massimo Nobile)氏。
会場となったイタリアンレストラン「ボタニカ(Botanica)」では、ジェノバの景色がスライドで流され、ステファニア(Stefania)夫人が見どころを解説。会は終始和やかなムードで進行した。
ノービレ1942はウンベルト・ノービレ(Umberto Nobile)により1942年にローマで設立され、現オーナーのマッシモに至るまで3世代にわたり継承されてきた。天然香料にこだわり、ボトリングから箱詰めまでを熟練の職人が担当。奇抜な香料に頼ることなく、幅広いシーンに対応するエレガントでソフトなフレグランスを作り続けている。欧米、中東など世界24ヶ国のセレクトショップや百貨店で展開。日本では東京と大阪の阪急メンズ、「トゥモローランド(Tomorrow Land)」などで扱われている。