90年代に一大ムーブメントを巻き起こしたガールズカルチャーをフィーチャーしたイベント「'90s girls culture@TOKYO解放区」が5月21日から6月3日まで伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区にて開催される。
90年代と言えば、ガールズカルチャーが一大ムーブメントとなった時代。ソフィアコッポラが1995年に立ち上げた「ミルクフェド(MILKFED.)」や、ソニックユースのキム・ゴードンとデージー・ヴォン・ファースらがスタートした、音楽やストリートカルチャーの要素が散りばめられた「エックスガール(X-girl)」のファッションに身を包み、ピチカートファイブやカヒミカリィなどの渋谷系音楽をのめり込むように楽しんだ頃だ。
本イベントではファッションや音楽、映画、写真、アートなどカルチャーを通じて女性が自己表現・自己実現・自己主張し始め、センスや生き方で女性が認められるようになった90年代を彷彿とさせるアイテムを取りそろえる。
90年代を代表するファッションブランドのミルクフェドはガーリーフォトブームの火付け役フォトグラファーHIROMIXとコラボレーションし、このイベントのために製作したTシャツやトートバッグ3型を展開。1994年にスタートし、今年で20年を迎えたエックスガールからは、ブランドモチーフである女性の顔やレインボーロゴをプリントした復刻Tシャツが登場。
伊勢丹限定アイテムとして、90年代から米国を中心に活躍する女性ミュージシャン「チボマット(CIBO MATTO)」の2人がデザインを手掛けたトートバッグ(大5,000円、小3,000円)、マグカップ(1,500円)缶バッヂ(1,300円)などが登場。また、カヒミカリィの手描きメッセージがデザインされたTシャツやトートバッグ、キム・ゴードン×ボアダムスのYOSHIMIによるコラボアイテムも販売する。
会場ファサードには、90年カルチャーについての考察を同企画の立案者がしたためたメッセージや、HIROMIXの写真やイラストなどの作品も展示販売する。
会期中、5月23日18時から、イベント参加アーティストによるDJイベントを開催。90年代に“世界で一番有名な女子2人組”としてニューヨークで人気を博し、今年2月に15年ぶりにオリジナルアルバムをリリースした本田ゆかとハトリミホのユニット・チボマット、バッファロー・ドーターの大野由美子が出演予定。