伊勢丹新宿店は、11月18日から23日まで、香りの祭典「イセタン サロン ド パルファン(ISETAN Salon de Parfum)」を同店本館7階催物会場で開催する。
今年で3回目となる同祭典は、「香り、弾む、こころ」をテーマに“香りのクローゼット”を提案する。では、“香りのクローゼット”とはどのようなものであるか。三越伊勢丹で化粧品担当の大野アシスタントバイヤーに話を聞いた。
「今回は“ファッションと香りを結びつける”ことをコンセプトにしました。フレグランスフロアのお客様の多くは、新しい香りとの出会いを大事にされ、自由に香りを楽しんでいらっしゃいます。つまり、1つの香りにこだわらず、お持ちになっている幾つかの中からその日の気分に合わせ、使い分けをされている方が多いのが特徴です。そんなお客様には、“洋服を着替えるように香りも着替えていただきたい”という想いを提案したいと考え、今回の“ファッション、ライフスタイル、香り”の3点を結びつける内容に至りました」と話す。
そんな今回のサロン ド パルファンでは、より楽しめるカタログやイベントが用意されている。まずはカタログ。ポータビリティに優れたレンガ色の冊子を開くとチャートで「4つのスタイル」へと導き、そのひとにマッチするファッションスタイルとフレグランスを紹介している。
1つ目の「エフォートレス シック」(EFFORTLESS CHIC)は、リラックス感がありながらお洒落と思わせる、アトリエ・コロンやカルトゥージアなどの香り。2つ目の「スイート アンド ハッピー」(SWEET and HAPPY)は、ロマンティックな気分に包まれるハッピーフレグランスで、ステラ マッカートニーやランバンなどを提案する。3つ目の「ニュー マニッシュ」(NEW MANNISH)は、“私”に自信を持ちたいときの凛としたスマートな香りとして、オリザ ルイ ルグランやディプティックの香りを紹介。そして、「ウルトラ フェミニン」(ULTRA FEMININE)は、恋と人生を謳歌する、ラグジュアリーな香りのドレスと合うジミー チュウやラルチザン パフュームなど。これらの香りを提案しながら、“フレグランスの着こなし方”を考えるきっかけを作ってくれる内容となっている。
イベントの中で特に注目したいのは、2015年のフレグランス アンバサダーの重責を担う「前田典子氏 香りのトークイベント」(11月21日 午前11時30分から、午後3時から/所要時間は各回約30分)。“マエノリ”の愛称で幅広く支持される前田典子氏による、今季のトレンドファッションと香りの魅力についてのトークショーだ。このほか会場では、フレグランスジプシーの方には嬉しい、フレグランススタイリストによるアドバイスを受けられる機会や、アルファベット表記での名入れのサービスなども用意される。
今回の見所について、大野アシスタントバイヤーは「日本ではまだ未展開ブランドである、エリー サーブ(ELIE SAAB)を先行発売で準備しております。調香師フランシス クルジャンが紡ぐエリー サーブの香りを是非体感して欲しいですね。また、今回はゲラン、トム フォード ビューティ、バーバリーなど、約35ブランドの選りすぐりのアイテムも展開しているので、ファッション好きにもきっと楽しい空間になっていると思います」と話してくれた。