3月23日に開催されたシブヤファッションフェスティバルで、「DISCOVERD(ディスカバード)」が、13-14AWコレクションを発表した。デザイナーは木村多津也と吉田早苗のデュオ。会場は宮下公園スケート場。
テーマは、「アーチー(Archy)」。イギリスのダブステップ、ダークウェーブシーンのミュージシャン、キング・クルエルことアーチー・マーシャル本人のワードローブからインスパイアされている。
襟裏のブルーがアクセントのチェスターコートを始め、ブリティッシュトラッドがデザインのベース。ラップスカート仕立てのショートパンツや、ロンドンの「チャヴ」呼ばれる富裕層の不良が着ているバーバリー風チェックのアイテムなどが登場した。
それらのアイテムをレイヤードしたり、テーラードとスポーツといった異なる要素をひとつのアイテムの中に切り替えなどのデザインでミックスしたりすることで、大人なストリートスタイルを提案している。
木村は、「『アーチー』という言葉には、リスタートという意味もあり、3シーズンのブランクを経てコレクションを再開させた現在に重ね合わせている。大人なイメージに近づけることで、今までの主な購買層である20代だけでなく、30代にもアプローチをかけていきたい」と語った。