3月2日、シャイヨー宮のボールルームを会場に2017-18年秋冬ウィメンズコレクションショーを行った、セバスチャン・ムニエ(Sebastien Meunier)によるアン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)。
プリンセス、あるいはボヘミアン・ブライドといったキーワード共に、テーマとなっていたのが「L'esprit(精神)」。1月に発表されたメンズコレクションのテーマが「L'avenir(未来)」で、レース使いなどの素材のあしらいがリンクする内容となっている。
レースのハットをコーディネートしたルックは、今まで以上にフェミニンで軽やかな印象を与えた。レースのインナーをレイヤードしたり、モンゴリアンラムのブルゾンにもレースを重ね、繊細で甘い仕上がり。対極的に、プリーツをかけたベルベット素材にモンゴリアンラムのショールをコーディネートして重厚感を演出。
ベストやシャツなど後ろ前のアイテムも目を引き、羽を縫い込んだベストなど、このメゾンのコードをしっかりと引き継ぎながら、ゴートファーやレースのグローブで新しいアクセントを加えている。新しいアン ドゥムルメステール像を見せていた。