ファッションにレイヤードスタイルがあるように、香水にも、その日の気分やシーンに合わせてレイヤード使いする楽しみ方がある。今回は、現在伊勢丹新宿店で配布中のカタログ「La Collection de Parfumes 2016」から、“香りのレイヤード”を提案する五つのブランドをピックアップ。セット使いや使い分けから広がる、香水の魅力を堪能してほしい。


●香水×香水！

ガーメント
トータルファッションクリエイターの山下武尊は、香りを重ねて楽しむ“フレグランスフィルタリング”を提唱。彼の香水ブランド、ガーメント（GARMENT）では、色をテーマにしたベースフレグランス（各50mL／各1万2,800円）と、ファー、フリルなどの素材をテーマにしたフレグランスフィルター（各50mL／各8,800円）を使った香りの“着こなし”を提案する。



ミラー ハリス
モダンブリティッシュの世界観を体現するメゾンフレグランス、ミラー ハリス（Miller Harris）が提案するのは、フレッシュな朝の“光”をイメージした「ルミエール ドーレ」と、ミステリアスでどこか切なさを感じさせる“影”をイメージした「エチュイ ノワール」（各100mL／1万8,500円）のレイヤード。時間の感覚を香りで演出する愉しみが増えるアイテム。


●香水×Something！

ジョー マローン ロンドン
ジョー マローン ロンドン（JO MALONE LONDON）は、バス オイルとボディ クレームのコンバイニングを提案。7種のバラをブレンドした香りの「レッド ローズ バス オイル」でバスタイムを愉しんだ後、湯上り肌に「チューベローズ アンジェリカ ボディ クレーム」を重ねると、全身が潤い、バラの香りに包まれた魅惑的な仕上がりに。



アレキサンダー・マックイーン
今年デビューを飾るアレキサンダー・マックイーン（ALEXANDER McQUEEN）の香水を存分に堪能するには、「オード パルファム」と「ボディローション」のレイヤード使いがおすすめ。情熱的でエレガントな女性を表現したというアレキサンダー・マックイーンの香りは、身体の内側から匂い立つような方法で使うのがふさわしい。



●ボディローション×シャワージェル！

ミュウミュウ
ミュウミュウ（MIU MIU）は、2015年にデビューした香りをボディケアとバスタイムでも愉しめる「ボディローション」×「シャワージェル」のセット使いを提案。官能的なフローラルの香りを絶えず纏うにはベストな使い方だろう。“ラグジュアリーな私”を満喫して。


刻々と変わる人間の情緒に寄り添った香りを選び取るには、レイヤードこそが適した方法なのかもしれない。自分の新たな一面を探しに、イセタン サロンド パルファンへ足を運んでみてはいかが。