【ルック】TOD’Sが2026年春夏コレクションを発表。「Leave Your Mark」革新するクラフツマンシップの証

2025.10.03
イタリアラグジュアリーブランド トッズ(TOD’S)は、ミラノで2026年春夏ウィメンズコレクションを発表しました。シーズンテーマは「Leave Your Mark」。ブランドのアイコンであるドライビングシューズ「ゴンミーノ」を象徴に据え、そのシグネチャーをウェアやアクセサリーに織り込みながら、革という素材に新たな表現を与えています。

© TOD’S

ゴンミーノが紡ぐシグネチャー
コレクションの核となる「ゴンミーノ」のエッセンスは、メタリックなディテールやパーフォレーションといった形で、多様なアイテムに息づいています。ローファーやバッグはもちろん、ジャケットトレンチコートにまでそのモチーフが展開され、職人技を誇示しながら現代的な軽やかさを宿しました。夏に向け再解釈されたゴンミーノは、クラシックモデルのほか、オープントゥの新作も登場し、エフォートレスな表情を見せています。

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レザーを「軽やかに」纏う
TOD’SのDNAであるレザーは、今季さらに進化。パシュミーのピーコート、パーフォレーションを施したナッパジャケット、そしてサルトリアルな要素を加えたコットントレンチなど、伝統的なアイテムを軽やかに再解釈しています。クラシカルな夏のモチーフであるストライプ柄をレザーで再現したデザインも登場し、レザーが持つ可能性を拡張しました。カラーパレットは、温かみのあるナチュラルトーンに焦がしたような色合いを加え、アクセントとしてサフランイエローが差し込まれています。柔らかさと奥行きを兼ね備えた色彩は、トッズらしいイタリアンエレガンスを体現します。

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バッグとアクセサリーに見る革新
バッグコレクションは、トッズのクラフツマンシップを凝縮した存在。デコンストラクテッドな仕立てでゆったりとしたシルエットを描く「ディーアイ バッグ フォリオ」、インレイ細工やダブルレイヤーで表情豊かに仕上げたモデル、連続パーフォレーションによるグラフィカルな効果を取り入れた「T タイムレス」の新作など、いずれも革新と洗練を併せ持っています。さらに、コントラストステッチで構築美を際立たせた「ウェーブ バッグ」は、クラシックなコードを現代的に再解釈した代表例といえます。

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普遍性と進化の両立
ブランドの礎をなすクラフツマンシップは、素材選びから縫製に至るまで、一貫して最高水準の技術を貫いています。そのうえで、現代的な視点を加えることで革新を重ね、毎シーズン新たな解釈を生み出してきました。2026年春夏もまた、TOD’Sは「痕跡を残す」というテーマを通して、イタリアンエレガンスを次世代へとつなぐ試みを提示しています。

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トッズ(TOD’S)
トッズは、イタリア、アドリア海沿岸マルケ州にて20世紀初頭から3代続くシューメーカーから現在の会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレの下で1970年代後半に誕生したラグジュアリーレザーグッズブランドです。職人による革製品づくりの伝統を継承し、時を超えて生き続ける普遍的なイタリアンライフスタイルを世界中に届けています。

編集部
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