世界を変えた小さなカメラの軌跡。「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展が東京・青山で開催

開催日:2025.10.18-10.26
2025.07.28
2025年10月、東京青山スパイラルガーデンにて、ライカ初の量産型35mm判カメラ「ライカ I」の誕生100周年を記念する展覧会「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」が開催されます。開催期間は10月18日から26日まで。

※画像はイメージです/Courtesy of Leica

革命的な小型カメラが拓いた、新たな写真の地平
1925年、ドイツ・ライプツィヒで開催された春季見市で発表された「ライカ I」は、それまでの大判カメラとは一線を画す、小型で携帯性に優れた35mm判カメラとして、瞬く間に写真文化を変革しました。「瞬間」を逃さずに切り取ることを可能にしたこのカメラは、報道写真やストリートスナップの在り方を一変させ、写真をアートとしても記録としても進化させる礎となりました。

Courtesy of Leica
本展は、そんなライカの革新から100年の歩みを振り返ると同時に、世界各国で開催されてきた記念セレブレーション「100 years of Leica: Witness to a century(1925–2025)」の掉尾を飾る、東京での開催となります。

Courtesy of Leica

ライカとともに“世界を目撃”してきた写真家たちの視線
展示では、ライカと写真文化との深い関わりを改めて伝えるべく、過去100年にわたる名機の紹介やエピソードに加え、世界的な写真家たちの作品展示も予定されています。中でも注目すべきは、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」受賞者の写真作品の展示です。ライカを通じて世界を捉えてきた写真家たちの鋭くも的な眼差しが、鑑賞者を時代の瞬間へと導きます。

© Steve McCurry Peschawar, Pakistan 2002/Courtesy of Leica
©Eliott Erwitt Dog with a Rose, NYC, 1993/Courtesy of Leica

ライカというブランドが築いてきた、“文化”としてのカメラ
ライカカメラ社は150年以上の歴史を持ち、カメラおよびレンズの製造においてドイツが誇るクラフツマンシップを体現するプレミアムブランドとして世界的に知られています。近年はスマートフォン向けのモバイルイメージング分野にも参入し、さらなる革新を続けています。また、写真文化の普及と継承にも積極的に取り組んでおり、世界各地に約30か所の「ライカギャラリー」を展開。教育機関としての「ライカアカデミー」や、写真家の功績を称えるアワード「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」などを主催しています。

写真に対する熱い想いとともに、ライカが紡いできた100年という軌跡。その物語に触れられる貴重な機会を、どうぞお見逃しなく。


Courtesy of Leica

展覧会概要
タイトル: ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀
英題: 100 years of Leica: Witness to a century (1925–2025)
会期: 2025年10月18日(土)~10月26日(日)
会場: スパイラルガーデン(スパイラル1F)東京都港区南青山5-6-23
時間: 11:00~19:00(予定)
入場: 無料・事前予約制
※会期および時間は変更となる場合があります。



ライカカメラ社について
ライカカメラ社はカメラ、レンズ、スポーツオプティクスを製造・販売するグローバルなプレミアムメーカーで、150年以上の歴史を誇ります。近年は成長戦略の一貫として事業領域を拡大しており、モバイルイメージング(スマートフォン)の分野にも進出しています。また、高品質な眼鏡用レンズと腕時計の製造も手がけるほか、自社製プロジェクターによりホームシネマ市場に参入しています。本社はドイツ・ウェッツラーにあり、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンには第2工場を置いています。 世界各地に独自の販売会社と120を超えるライカストアを構え、グローバルな販売ネットワークを構築しています。現在の従業員数は約2,400名で、2023-24会計年度の売上高は5億5,400万ユーロでした。ライカは、革新技術と組み合わさった「最高水準の品質」「ドイツならではのクラフツマンシップ」「インダストリアルデザイン」の代名詞となっています。そのブランド力を活かした活動の一環として、世界各地に約30箇所のライカギャラリー設置、ライカアカデミーの開催、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード(Leica Hall of Fame Award)」や「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」といった国際的アワードの主催をはじめ写真文化の振興に取り組んでいます。

編集部
  • © Steve McCurry Peschawar, Pakistan 2002
  • ©Eliott Erwitt Dog with a Rose, NYC, 1993
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