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1950年代に入ると、戦時下の禁欲的なムードから解き放たれて、女性達はおしゃれを楽しみ始めた。そうした、世の中のムードと呼応するように、
エールフランスのキャビンアテンダント(以下CA)の
ユニフォームにもモードの香りが漂い始めたのもちょうどその頃。
1951年に発表されたユニフォームは、ジョルジェット・ドゥ・トレーズ(Georgette de Treze)によるもので、丸みを帯びた肩にウエストを絞った
ジャケットとミディ丈のタイトスカートという、フェミナンなシルエットだ。以来、エール
フランスのCAのユニフォームは、世界中から注目の的となり、イメージ戦略の一端を担うようになっていった。
3/6に続く。
Yuri Yokoi