イッセイミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)が4月22日、“エクスペディション(探検)”をテーマとしたメンズ向けフレグランス3種を発売した。
“現代の調香師が、創造力の限界に挑む探検家となったとしたら?”というコンセプトのもと、旅を夢見るときの高揚感にインスピレーションを受けて作られたという、今回のフレグランス。
そのひとつ「ロードゥ イッセイ プールオム オセアニック エクスペディション オードトワレ」(75ml/7,700円、125ml/1万500円)は、海洋横断における爽快感をイメージしたもの。海風に満ちた自然の生命力、白い波しぶき、光の爽快感が、シンプルな構造によって流れるように展開していく。
そんな新鮮な空気を想起させるのが、グレープフルーツ、プチグレイン、ベルガモットの発泡感ある爽やかな香り。さらに、空気のオゾンをゼストで、爽快さをカスカロンで、綿雲のような霧をホワイトムスクで表現している。これらの香りはネロリとジンジャーによって、より一層引き立てている。
一方、写真家で探検家でもあるセバスチャン・コープランドが手がけたドキュメンタリー映画にインスパイアされたのが「ロードゥ イッセイ プールオム スポーツ ポーラー エクスペディション オードトワレ」(100ml/9,900円)。氷原の精悍さ、一面を霧に包まれた圧倒的な静寂、ピュアな空気、凍るような冷たさをフレーバーで再現している。
ベースとなるのはバンクーバー近海のヌートカ島で発見されたアラスカシダー。ここに、流し込んだウォッカの酸味と身の凍えるような冷たさを表すシトロン・キャビア、爽快感のあるサイプレスという“極寒”のフレーバーが加わった。さらに、イヴェルナルが頂く氷山をイメージさせ、グレープフルーツの外皮がその強烈な輝きをイメージさせる。
また、「ニュイドゥ イッセイ オーストラル エクスペディション オードトワレ」(75ml/7,700円、125ml/1万500円)では、孤絶した南極のミステリアスな一夜を表現。そこでは、一面見渡す限りの氷原、湖、巨木の立ち並ぶ森がオーロラに淡く照らされている。
この景色を支配する凍える夜の寒さを想起させるのが、ライムとスパイシーなコリアンダー。そこに、リンドウによって鋭い冷気が差し込み、アンバーウッドとベチバーが凍った森を表現している。