コンサルタント、飲食業を展開するTOSUが新規事業としてアパレルに参入し、自社オリジナルのメンズブランド「レインメーカー(rainmaker)」の直営店を京都市中京区室町六角烏帽子屋町502に8月11日、オープンした。広さは18坪。
異業種からの参入となるため、元N4デザイナーの渡辺宏一を迎えて今秋冬物からのブランド開始となる。現在、この直営店の他9店舗へ卸売りを行っている。
ブランド名の“レインメーカー”は「雨降らし」という変わった意味を持つ。一つにはデザイナー渡辺氏が「雨男」で、出張した際や展示会を開催した際は必ず雨に見舞われたことにちなんでいる。また、有名な心理学者のユングが書きとめている「雨降らしの男」の説話にも由来している。
レインメーカーはテイラードからカジュアルまでトラッドテイストを基調としたトータルウエアを提案。直営店では靴を「ジョン・ロブ」「ムジカ」などから仕入れ、カットソーの一部を「アリストクラティコ」から仕入れている。自社オリジナルは約50型で今後も50型前後を毎シーズン提案していきたいという。今回オープンした直営店を拠点として卸売りを強化していく方針だ。また直営店では現在展開している靴以外にもバッグやメガネなどを他社から仕入れる計画で、トータルな品ぞろえを目指す。