森ビルが運営する東京・お台場の「ヴィーナスフォート(Venus Fort)」が、6月1日よりスマートフォン用アプリの運用を開始した。営業時間やアクセス等の基本情報、館内のショップ・レストラン情報が集約されている。
当アプリにはフロアガイドが内蔵される他、カテゴリー別、フロア別、ショップ別やブランド別など、様々な方法で目的のショップが検索可能。また、館内のイベント情報や新商品情報、割り引きクーポン情報等もリアルタイムで確認できる。日本を訪れる外国人観光客の需要を見込み、五つの言語(日本語、英語、韓国語、中国語簡体字・繁体字)に対応する。今後は、クーポンの発行や、指差し外国語コミュニケーションシート機能の導入を検討している。ダウンロード価格は無料で、アンドロイド(Android)とアイフォン(iPhone)に対応する。
羽田空港から約15分という立地特性から、ヴィーナスフォートはすでに外国人スタッフの常設やホームページを36カ国語対応にするなど、多国籍化を積極的に進めている。特に中国人観光客に向けては、来館が多い時季に合わせた販促キャンペーンを実施中。今回のアプリの展開で、さらに外国人利用客の利便性の向上を目指す。
商業施設のスマートフォン向けアプリの本格的運用は、まだ新しい分野。他には浦和パルコの「パルコロイド」や町田・クランベリーモールの「すなっぴん」「くーぴん」などがある。