相澤陽介によるホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)が、6月24日パリの歴史的建造物パレ・ドゥ・ラ・ファムを会場に2018年春夏メンズコレクションショーを開催した。
コレクションタイトルは「Blue De Travaille」。ペインター、カーペンター、スポーツ選手、アーティストなど、身体を動かしながら働く男性のワークウエアがテーマとなっていた。
タイトル通り、カラーパレットはブルーとネイビー。日本古来の書道の筆を用いたアクションペインディングを施した印象的なモチーフや、ブランドネームをグラフィカルにあしらったもの、またジオメトリック・フォークロリックなモチーフなど、様々なものを組み合わせながら、都市生活者へ向けた現代のワークウエアをイメージ。
冒頭の洗いをかけたデニムのシリーズは、使い古されて劣化しながらも風合いを増していくワークウエアを思わせたが、中盤からはワークウエアの体裁を取りながらも、ドレーピングを施したものや、ゆったりしたカッティングのアイテムが見られ、適度なエレガンスさえ感じさせる。コレクション全体をワークウエアという一つのジャンルに収めながらも、今まで以上に幅の広さを感じさせるコレクションとなっていた。