コスメブランドの「ランコム(LANCOME)」は、パリを代表する3人の若手デザイナーとのコラボレーションバッグ「ヌーヴェルヴァーグ バイ ランコム」を発表した。日本では7月23日に阪急うめだ本店で各1点ずつ限定発売する。
ランコムを象徴する“ランコムローズ”をモチーフに、各デザイナーがメイクアップバックをデザイン。それぞれの作品には、50年代にパリで起きた映画運動“ヌーヴェルヴァーグ”から派生したニューウェーブが表現されている。
「レオナール(LEONARD)」のクリエーティブディレクターも務めるイーキン・イン(YIQING YIN)が手掛けた「クリエイティブ ロマンス」は“イブニングクラッチをメイクアップバッグにする”という発想から生まれた。ピラミットを想像させる鉱物的なフォルムが特徴で、ゴールドに輝く2本のメタルバーがアクセントを加える。“戦士の直観に裏打ちされた、かけがえのないフェミニニティ”というテーマの下、鎧のような硬質感の中にあるとらえどころのない脆さという二面性を表現したという。価格は12万円。
アレクサンドル・ボーティエ(ALEXANDRE VAUTHIER)の「運命の美」はメイクアップバッグを通して、パリのエレガンスを表現した作品。長方形の細長いシルエットを、ランコムローズを刻んだメタリックな留め金で強調する。「シンプルなメイクアップバッグをイブニングクラッチに昇華したかった」と同氏。12万円。
ジャックムー(JACQUEMUS)による「ウルトラ フレッシュ」はピンク色のフェミニンな外見と、内側に配した鮮やかなブルーの組み合わせに遊び心が光る。そのデザインは“子供の頃の素朴さや、遊び心を持ったまま成長した女性”をイメージしている。防水コットン性のポーチは、キャリーストラップで腰にとめるように身に着けることが可能。7万円。
各バックには同ブランドを代表するルージュ「ラプソリュ ルージュ 394」とマスカラ「イプノスター ウォータープルーフ ブラック」、アイシャドウパレット「イプノ パレット DR6」が収められている。