ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして多くの美女をサポートしてきたエリカ・アンギャル。美を作る栄養・食を伝えてきた彼女だが、最近はメンタルにも注目しているようだ。7月24には新著を上梓する。心身共に美しく生きるためのヒントを聞いた。
15歳の時に交換留学生として初来日。その2ヶ月間の滞在期間にニキビなどの肌荒れがすっかり良くなったという経験から、栄養学や日本食に興味を持ったというエリカさん。来日後は、世界一の美女を目指すファイナリストに「美しくなる食生活」を指南してきたエリカさんは「日本女性のファッションやスタイルに対するモチベーションは非常に高い。一方、自分に対する評価が低かったりと、自身を持てないでいる女性も多く感じる」という。
ある調査で、アメリカ、韓国、中国の女性と比較して、日本女性が「自分に価値がある」と思っている割合が著しく低かったことを知った彼女は、他人と自分を比べるのではなく、ネガティブな気持ちをポジティブに変えていくトレーニングが出来るのではないかと考えたという。
「かつて人類が狩猟民族だった頃は、あそこに獲物がいる、敵がいるというように、瞬時に判断をして気持ちを切り替えていかなくては生きていけない時代でした。現代はそのような気持ちの切り替えを、バイオリンを練習するようにトレーニングして身につける時代なのではないか。その結果として気持ちをネガティブからポジティブに切り替えられる」
そこで生まれた自信が日本人女性に大切だと言い、“自信”という言葉の意味を「自分を受け入れること」と彼女は解釈する。
「自分の心身をケアすることは、自分を愛すること。まず、自分自身をケアすることで、周りの人にも手を差し伸べることができると思う」
そして7月24日には、日本の女性達に向け、メンタルから美しくなるためのメソッドをまとめた本『自信という最上のドレスの手に入れ方』を発行。「具体的で簡単なメソッドを紹介している。まず、自信を身につけることで、自分が情熱を注ぐことが出来る何かに出合って欲しい」と話す。
7月も下旬に差し掛かり、いよいよ夏本番の日本。蒸し暑い中、心身共に美しさを維持するのに、「ザクロジュースなど100%ジュースを水で割って、少しずつでも1日中何度も水分を取ることが大事。ブルーベリーやレモンをいれた氷を水に浮かべたり、キュウリを切ったものをマドラーのように水に入れて飲むのもいい」とアドバイスしてくれた。