伊勢丹新宿店メンズ館3階=インターナショナル デザイナーズフロアのグッチ(GUCCI)が9日、クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)による新生グッチの世界観を前面に打ち出したショップとしてリニューアルオープンした。
今回のリニューアルは今年初めにクリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレによるコレクションのイメージをストアコンセプトでも表現したもの。新しいストアコンセプトによる店舗は9月にリモデルしたミラノのモンテナポレオーネの店舗に続く世界2店舗目。
日本では、同館1階のレザーグッズフロアでも一部新しいストアコンセプトによる什器に変更しているが、本格的なリニューアルは国内初。日本国内では、今回リニューアルした同店舗を皮切りにファッション感度の高い若い顧客に向けて新しいグッチのイメージを発信する。今後は12月下旬の銀座三越のレザーグッズ売場を始め、来年からはウィメンズも含め、順次新しいストアコンセプトによる店舗にリニューアルしていく計画だ。
今回のリニューアルにより、店舗のイメージは一新。アレッサンドロ・ミケーレの世界観とそのコレクションを強調するモダンで落ち着いた雰囲気の中でショッピングを楽しむことができるようになった。ロゴのサインのみならず、什器からソファー、ハンガー、ミラー、会計ツール、販売員の制服まですべてを変更。これまでゴールドのフレームにウッド調のダークブラウンを加えたゴージャスなムードからシルバーをベースに淡いグレーをプラスし、引き出しもトランクをイメージしたデザインになるなど、カラフルなコレクションや、その商品の映えるクールでファッショナブルなものになっている。テーブルなど店内の様々な場所で鳩目のようなスタッズを配置していることも特徴。新しい試みとして、一部什器のガラスを外すことで、顧客が商品を直接触るコーナーも取り入れている。
また、今回のリニューアルに伴い同店では12月20日までの期間限定で、通常は路面店だけで行っているスーツとシューズのオーダーにも対応。ジャケット、パンツ、シャツ、コートは素材や色、裏地を、シューズは素材と色を選ぶことができる。リニューアルとクリスマス合わせて26日まで店頭でグッチのチョコレートのサービスも行っている。