無造作なヘアスタイルと力強い目元で作る、ジルスチュアートの「こびない大人メイク」

2014.08.19

14-15AWコレクションから今秋のメイクのヒントを紹介するシリーズ。9回目は「ジル スチュアートJILL STUART)」。

少年のように自由な意思を持って自らの着たい洋服を選び、簡単には人になびくことのない「こびない大人の女性」を表現したコレクションに合わせて、メイクアップは少年をイメージ。メイクアップアーティストはアーロン・ド・メイ(Aaron De Mey)は、「IRREGULAR BEAUTY」(不規則、変則的な美)、「UNTAMEABLE」(手なづけられない=意思のある)、「BOYISH」(少年のような)、「ADORNED」(飾り付けられた)をキーワードとして挙げた。

ポイントは、意思のある目元。ヌードカラーのやさしいグラデーションの上に、ダークカラーのアイラインをオン。上まぶたよりも下まぶたにアクセントを置くため、上まぶたはやや細めに引き、一方で下まぶたは、ダークグリーンをメインに、ダークネイビー、ダークパープル、ブラックの4パターンのラインをやや太めに入れて囲み目メイクを完成させた。


ベースはハーフマットでふんわりと明るく透明感の高い質感で仕上げ、おでこ、あご、鼻脇に入念にルースパウダーを乗せることで、美しい立体感を出し、ナチュラルに仕上げている。
チークは、ほとんど手を加えていないかのように、よくなじませて自然に血色がわき上がるような印象に。リップは無色のリップバームをなじませて、ほんのりとした自然なツヤを演出した。

ヘアアーティストのジェームス・ペシ(James Pecis)が手掛けたヘアスタイルのキーワードは「無造作」。全体をしっかりとブラッシングして整えたら、ブラシとドライヤー、そして部分的にアイロンを使い、耳の上あたりからゆるやかにカールをかけていく。そしてセンターパーツで2つの束に分け、くるくるとねじりながら中央でまとめ、頭の高い位置に持ち上げてピンで固定。30分から1時間程度その状態を保ち、ショー直前にピンを外すことで、ランダムで不規則かつ緩やかなウェーブを生み出している。
松本玲子
  • 意思の強さを表現した印象的なアイメイクは「少年」のイメージ
  • ジル スチュアート 14-15AWコレクション
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