イッセイ ミヤケ パルファムが、男性用新香水「ニュイドゥ イッセイ(NUIT D'ISSEY)」を10月8日に発売する。
ニュイドゥ イッセイは「夜」からインスピレーションを得て創られたもの。今回、フレグランスに黒や夜の香りという新しい世界観を表現するために、30年以上のキャリアの中で100近い香水を手掛け、2012年にはフランス芸術文化勲章を受章しているドミニク・ロピオンと、業界初のアジア人調香師として知られ、合成香料への革新的な取り組みを得意とするロック・ドンという2人の調香師を起用。イッセイ ミヤケらしいシンプルで爽快な香りの中に「夜の暗闇の中に刺す光」から発想した香りを加えることで、力強さを兼ね備えた、ウッドとスパイスに包まれたレザーの香りが誕生した。
トップノートはベルガモットとグレープフルーツで構成。新しいフレグランスの基本となるミドルノートはブラックペッパーとベチバーをレザーノートの引き立て役として採用。また、ベースノートは夜を表現する力強い香りとしてダークウッド、パチョリ、トンカビーンを使用している。
また、ボトルデザインとパッケージには夜を象徴する黒を使用。ボトルのガラスはスモーキーなグラデーションやブラッシングでガラスの表面に刻まれた黒の細縞によって、夜陰や光の戯れ、水面に反射する月の光と光輪などを表現した。キャップにはマットな漆黒にすることでボトルに優雅さを加えている。パッケージはボトルに使った2種類の黒を水平線で分割配色することで対照的に表現した。価格は7,560円(75ml)、1万260円(125ml)。
イメージビジュアルでは、イギリスのビジュアルアーティストで写真家であるライアン・ホプキンソンが、1人の男性が大自然の夜の世界を旅していく様子を表現した。
27日に開催された発表会では、ボーテ プレステージ インターナショナル社の、イッセイ ミヤケ パルファム インターナショナル マーケティング ディレクター、アニエス・サタンさんが登壇。「夜はスポーツと並んで香水の重要なテーマとなっていますが、ニュイドゥ イッセイで表現したのは従来の香水にみられる官能やグラマラス、クラブなどのイメージではありません。『自然がもっとも素晴らしい香水である』というイッセイ ミヤケ パルファムのコンセプトをもとに、自然からインスピレーションを受けた、崇高で慈悲深く、新しい感性やエネルギーを蓄えて蘇生するという意味での夜を表現しています」と話した。
イッセイ ミヤケ直営店、百貨店、ブルーベルジャパンで取り扱う。