フランス発のフレグランスメゾン・ディプティック(diptyque)が9月1日、限定コレクション「34」の新作を発売する。
14年に発表された「34」は、パリのサンジェルマン大通り34番地にあるディプティック第1号店の精神を受け継ぎ、限定店舗のみで展開されているコレクションだ。
新作では、収穫年の違う2種類のジャスミンを使用したフレグランス「エッセンス・ アンサンセ(Essences Insensees)」の第2弾(オードパルファン 75ml 1万8,000円、ソリッド パフューム 3.6g 7,400円)が登場。イチゴの香りを含んだ秋のジャスミンと、花びらの香りが特徴的な正統的なジャスミンが用いられ、オードパルファンはフランスにおける最後のセミオートマチックガラス工房「ウォルタースペルガー(Waltersperger)」によって製作された琥珀色のボトルに収められている。
また、ディプティックブティックのみで展開される「ル バザール デュ 34(Le Bazar du 34)」からは、3種類のオードパルファン(各100ml 2万2,000円)も登場する。ラインアップは、主原料のターキッシュ・ローズに少量のサフランやクミン、革を感じさせるユソウボクの木などが加えられた「オポネ(Opone)」、流涎香を感じさせる妖艶な香りに、マンダリンピールやバラ、スパイス、麝香を組み合わせた男女兼用の「オー マージュ(Eau Mage)」、ヒメウイキョウの種子やビャクダン、エゴノキなどラオス産の原材料が豊富に用いられた気品ある芳香が特徴の「ベンジョワン ボエーム(Benjoin Boheme)」が新たに加わった。
また、キャンドルホルダー(各1万7,980円)では、網模様の入ったケーキ型を想起させる青みがかった黒地のものや、創始者のひとりであるクリスチャンヌ・ゴトロ(Christiane Gautrot)がガラスの真珠を使って自作した首飾りからインスピレーションを得たものなどを展開。さらにパリのブティックのショーウィンドウに置かれていた木製の鳥からインスピレーションを得て、鳥の羽毛とくちばしがデザインされ、蝋燭に火をつけるとその輪郭が浮きあがる仕組みとなっているキャンドルホルダーも登場する。
その他、「ラ プロヴレス(La Prouveresse)」、「ル マルシェ オゼピス(Le Marche aux Epices)」、「ル ルドゥテ(Le Redoute)」といったフレグランスキャンドル(各450G 8,900円)や、限定ノートブック(2,500円)も発売される。